第4回円山動物園の裏側探検開催 

 
 

 第4回目を迎える、円山動物園裏側探検を2010年3月27日に開催しました。

 飼育員の仕事が動物の世話をすることだけでなく、種の保存、調査・研究、また自然保護にまで取り組んでいることを広く市民の皆さんに理解してもらうためにはじめた取り組みで、今年も動物園の協力を得て開催に至りました。

 3月初めよりチラシ・ポスターを利用した募集活動を行ってきたところ、道新・読売新聞に募集広告が掲載されると同時に申し込みが殺到し、締切日を迎え、あわや200名に達するほどの参加希望者があり、選考を行いました。


 9時30分を超えたあたりから、この日を心待ちにしていた参加者の皆さんが集まりはじめ、園内のプラザホールで全員の受付が無事に完了しました。

 10時30分に開会し、最初、上野飼育課長・川村副執行委員長の挨拶と続いたあと、さっそく学習会がはじまりました。

 プロジェクターを使用したスクリーンに映し出された写真を見ながら、実際に円山動物園が取り組んでいる現状について詳しく説明がありました。

 最初に飼育員の話で、オオワシの繁殖は円山が世界で初めての成功例を出したこと、園内で実際に飼育・研究している動物数は、通常見ることのできる数の3倍もあるそうです。


 希少動物に関しては、他の自治体の施設では展示しないという現状で、円山動物園では動物にストレスを与えないように独自の工夫を凝らしながら多くの市民の皆さんに見てもらう取り組みを行っているそうです。

 種の保存の大切さを理解してもらうように努力・研究しているとのことを多くの来園者に理解していただきたいそうです。

 そのあと、獣医の立場からみた動物園の取り組みが紹介され、飼育数については、旭山動物園よりも円山動物園の方が多いこと、動物の治療について、麻酔の使用においては多くの危険性があり、また、ほとんどの動物が体調不良を訴えないことで手遅れになる心配があるなど、動物診療の難しさがわかります。

 また、講義終了後の質問時間では、「動物に血液型はあるの?」などの質問が出ました。


 学習会が終了したあと、プラザホールで昼食をとり、各々園内を散策するなどの時間を過ごしたあと、午後からはお待ちかねの「裏側探検」に出発です。

 今回は5つのグループに分かれて出発しました。

 待ち構えていたテレビ局が同行し、自治研部員ほか市労のスタッフが引率し、グループ毎に予定のコースをまわります。

 参加者の皆さんたちは、今まで入園したときに見た場所とは違い、立ち入り禁止のドアから入って間近でキリン・カバ・トラなどの大型動物を近い距離で観察し、その迫力に驚きながら飼育員からの説明に耳を傾けていました。


 4年前に亡くなった像の花子の獣舎に入り、動物の立場から観覧側を見回すと、不思議な気持ちになってしまうものです。

 キリンが近寄り、こちら側に長い首をのばし不思議そうに見つめる姿に思わずカメラのシャッターに力が入ります。


 野生復帰コースでは、オオワシ、シマフクロウを野生に帰すための訓練として、人間との係わり合いを持たない状態を保った中で、いかにして自然界に戻してあげるかという難しい問題に取り組んでいる説明があり、動物に刺激を与えない状態での展示方法が求められるため、飼育員ほかのスタッフで十分に話し合いを行い、施設を完成させたということでした。

 こういった展示方法は難題が多いため他の動物園では避けているそうです。

 カンガルー舎では、近寄ってくるカンガルーに手を差し伸べ、餌を与える体験をさせてもらいました。


 各グループが十分に探検を楽しんだ後、全員で記念撮影を行い、解散いたしました。


 最後に書いていただいたアンケートでは、飼育員に対してねぎらいの言葉と展示取り組みの評価が書かれており、現業職の飼育員と住民との距離が縮まり、応援されることで、意識向上へとつながっていると感じました。

 私たち、市労自治研推進部では、この後、「スクールフェスティバル」・「奥定山渓森と水の学習会」などを企画しております。

 今回、多数の応募者があり、参加をお断りした方々には大変申し訳なく感じております。

 また、当日ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。






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